天国を向いて歩こう
■公演名
2022劇団芋の華自主公演
■脚 本
辻野 正樹
■演 出
恭 恵子
■日 時
令和4年(2022年) 10月
09日日曜日開演14:00~(開場13:30~)
■場 所
栗東文化芸術会館さきら
■出 演
和田彩也佳
門木 祐子
花房 勇人
内田 弘子
土田 のぞみNEW
■管理人のかなり適当なあらすじ
空き家の木造アパートに集まったのは、自殺希望の5人。
年齢も死にたい理由もバラバラだけど、ひとりで死ねない人達。
なるべく、キレイに、苦しくない死に方がしたい。
だからこそ、なかなか決行に踏み切れない。
そんな中、押し入れで大量の現金をみつけてしまい…。
死にたい気持ちと死にたくない気持ちが交錯する中
事態は思わぬ方向に!
■管理人のかなり自己中心的な感想
コロナ過の中でのこの公演。
私を含め出演者のコロナの感染や、濃厚接触者の隔離など、本当に思うように練習のできない公演でした。
まあ、私のセリフの入りが遅かったという要因もあるのでしょうが練習も遅々として進まず・・・。
本当に公演が出来るのか
その不安がずっと付きまとう中での公演でした。
公演直前に恭さんの「面白くないから動きを変えて。」というムチャぶりに
変えてもいいけど、変えたらセリフ飛ぶよ?おかしな言動になるかもよ!?え!?ウソ!?ホントに変えるの!?
という私の心の声は誰にも届きませんでした・・・。
だけど、珍しく失敗しなかった!
なんと、あの本番1回が、脚本通りのセリフを全部言えたし、誰かのセリフを飛ばすこともなかった!!!
ええ、奇跡です!
だからこそ、幕がおり、お客様の拍手を聞いたときは、今まで感じた事の無い感動と感謝でいっぱいでした。
そして、この舞台で「死」というテーマを扱った事も深く考えさせられましたねぇ。
「死にたい」と思っても一歩が踏み出せないのが、人なんだと。
「死にたい」「死ぬしかない」「死んだら楽になれる」などなど
死を選ぼうと考えるときは、他人からみたら些細な事であっても
本人からしたら、深く深く悩みに悩んで出した結論であっても
状況が変われば、「死」という選択肢は選ばない。
やっぱり、どこか「生きたい」という本音を持っているのだなと町野を演じながら思いましたねぇ
今回、舞台を終えて改めて「舞台演劇」にかかわる奇跡に感謝したいと心から思います。