誰故草(たれゆえそう)
■公演名
2023劇団芋の華自主公演「誰故草(たれゆえそう)」
■脚 本
高橋 恵
■演 出
恭 恵子
■場 所
栗東文化芸術会館さきら
■公演日時
令和5年(2023年) 12月10日(昼の部) 13:30~(開場13:00)
令和5年(2023年) 12月10日(夜の部) 17:30~(開場17:00)
■出 演
恭 恵子
和田 彩也佳
門木 祐子
藤原 綾香
内田 弘子
宮川 芽弓
■管理人のかなり適当なあらすじ
大気汚染が進んだある未来、男性は徴兵と除染の為見かけなくなり、
女達は、5人組で管理され、郊外で生活していた。
不便ながらも、身を寄せ合い暮らしていた女達の住む家に
一人の女性が訪れる。
彼女の訪問は
それまで、抱えていた女達の不安や苦しさと向き合うきっかけをつくり・・・
■管理人のかなり自己中心的な感想
年のせいですかねぇ。本当にワタクシ涙もろくて。
最近、ワタクシは役柄は「お笑い要員」という位置付けが定着し
最初はもっとこう「しっとり」「はんなり」な役を演じたい!って思っていたし
なんなら、その方向で役作りをするのだけど
恭さんから、「カドキはお笑い要員」とバッサリ切り捨てられ
最近は、もうお笑いでいいやーって開き直っていたのですが
まさかの「シリアス要員」もまかされると
え?なにそれ?わからない?
って、なりました(笑)
こうして、柿谷さんという人物と向き合う事になったのですが
いざ、柿谷さんという人物を掘り下げれば、掘り下げるほど
もう涙が出ちゃうんですよ。
ちなみに、私の妄想柿谷さんの過去は(あくまで、妄想ですからね。ここからは、ワタクシの単なる妄想ですからね)
若いころは、お役所で5人組になる人の選別や移動を指示をしてました。
息子もいて、子どもを産んだ女性ということで
それなりの立場だったし、自分に自信もあっったんです。
だけど、ある日突然息子は失踪し
気が付けば自分のポストは後輩に奪われ
気が付けば地方の5人組のリーダーという左遷。
自分の価値がまったくわからなくなった柿谷さんを慰めたのは
同じような境遇の他の4人のメンバーたち。
彼女たちと関わることで、自分が過去に仕事でしてきたこと
息子が失踪した理由
理解したくなかった事がなんとなく理解できるようになって
そうすると「罪悪感」で打ちのめされた時に目にしたのが
「誰故草(たれゆえそう)」
ただ、もうそこにいていいのだ。
その「誰故草(たれゆえそう)」のあり方に、救われたのですよ、柿谷さん。(ここまで、全部妄想だから、妄想)
そんな柿谷さんの過去(妄想ですよ、妄想)を、毎度毎度練習のたびに思い出し(妄想ね、妄想)
泣いちゃうのですよ(ここは妄想ではなくマジ)。
柿谷さんが妹ちゃんに語った言葉は、本当は失踪した息子に言いたかったんだろうなーって。(妄想よ、妄想)
そして、その妄想に涙する(エンドレス)
今回のアンケートでは、私の妄想びっくりの
色々な妄想(?)をしてくださるお客様がいて
妹ちゃんスパイ説にはびっくり(笑)
あー、妄想するのはワタクシだけじゃなかったんだなーって。
でも、そんな妄想を搔き立てた舞台だったんだなーと思うと嬉しく感じました。