作品名
■公演名
「7人の客と秘められたトマトの真実」
■演 出
恭 恵子
■日 時
2024年09月22日日曜日12:00開演(11:30開場)
2024年09月23日月曜日12:00開演(11:30開場)
2024年09月29日日曜日12:00開演(11:30開場)
■場 所
ワインと炭の音 食堂ますだ
■出 演 者
恭 恵子
和田 彩也佳
門木 祐子
花房 勇人
内田 弘子
宮川 芽弓
わたなべなおと
おひさしぶりNEW
岡野 友佳
おひさしぶりNEW
藤岡 理恵
おひさしぶりNEW
岩城 真也(IMAGI)
■YouTube動画
■管理人のかなり適当なあらすじ
レストランに集まった7人の客に出されたメニューは「毒入りトマト」
このトマトを食べなければ勝てるゲーム。
なぜそんなゲームに7人は参加させられたのか?
その謎とゲームの勝敗。
7人の客は、生き残ることは出来るのか!?
その結末をあなたは目撃する!!
■管理人のかなり自己中心的な感想
2017年に公演した作品の約7年ぶりの再演作品となります。
前回もワタクシ出てましたとも。
だけど、役者が変われば舞台も変わる。
同じでも、同じでは無い作品になっていたと思います。
さて、お待ちかね(?)カドキの感想ですよ。
今回、ワタクシが演じさせてもらったのは、千秋。
そして、かつてなく、過去一番悩みに悩みぬいた人物でしたねぇ。
何に悩んだのか・・・。
この千秋という人物は、出ずっぱりにも関わらず、セリフが「え?」「は?」という言葉を含めて
30個も無いという、過去一番セリフの無い役なんですよ。(セリフを覚える苦労はなかったけどね)
セリフが無い上に、その少ないセリフの内容も
「自分」を主張というか、意思というものが無い。
そう、別にこのセリフ千秋じゃなくても成立するんじゃないの?というぐらい
その発する言葉に重みも思いもなーんも無い。
つまり、セリフに人物の情報が無いのですよ。
脚本から読み取れる情報としては、
浮気をしている
夫のモラハラに耐えている
夫を愛している
浮気をしているのに夫を愛している
夫のモラハラに耐えているのに、夫を愛している。
・・・???
この矛盾をどう解消するのさ???
おまけにセリフが無いから、セリフの無い部分で、千秋がどういう風にいるのか。
姿勢、視線、発する言葉のリズム(言い方)が定まらない。
千秋として舞台にいなければならないのに、カドキにしかならない。
ええ、すっごくすっごく悩みましたとも。
結論、「千秋ちゃん、なーんも考えて無い」となりました。
その場、その場、感情の赴くまま。そこに善悪や常識は考えない。考えていないのです。
浮気も浮気しようと思ったのではなく、ただなんとなく浮気していた。
モラハラも多分深く考えてなくて「メンドクサイな」ぐらいでしょうねぇ。
てらちゃんに貢いでいたのも「頼まれたから」。
過去の事故も悪かったと思ってなくて、こんな目にあうなら救急車を呼べば良かった。かな。
流されるままに面白おかしく生きてきた千秋ちゃんだったけど、いざ死が迫った時
いつもモラハラしてても最後は許してくれていた夫に拒絶された時
もう何をどうしていいのかわからない。
「違う」と叫びながらも、何がどう違うのか、本人にも説明できない。
そんな感じでしょうか。
なんというか、この「違う」というこの三文字の表現に行きつくまでが苦労しましたねぇ。
ちょっと意識していたのは
パニック映画とかでだいたい存在する
最初はイキがっているのに、いざ危機が迫るとパニックになる人っているじゃないですか
それは目指しましたねぇ。
だから、お客さんに千秋ちゃんのパニックが伝われば成功かなって。
結果、千秋ちゃんのパニックは伝わっていたと思いたい。
実際は、私の衣装で胸ポロリがあるんじゃないかと一部のお客様にハラハラさせた事が成果(?)かな・・・。
・・・なんか複雑・・・。
スタッフのカドキは今回、本当になーんもしてません。
前回、事故の部分で照明変えましたが
今回の会場となった食堂ますだを見た時
このサイズ感だと、照明やらない方がいいなー
と思ってたら、恭さんも同じ意見だったようで
今回照明はすこーし店舗の明かりの位置をいじったぐらいで全く何もなし。
逆に今回は音響が照明のカバーをしてました。
でも、こういう実際の店舗の中でのお芝居は
きっとリアリティという部分でお客さんからしたら面白いだろうし
それは邪魔しちゃいけないなーって思います。
最後に、この作品の脚本家様。
何度も連絡を試みましたが、連絡先はメールしかわからず、返信が無く、結果このような形での公演となりました。
もし、この公演に気が付いていただけたなら、ご連絡お待ちしています。